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【その2】    忘却とは…                 
                                 山田 敏

3月16日の朝日新聞の「天声人語」に、こんな件(り)がありました。
「子供の頃の日常生活を鮮明に覚えている。楽しいことばかりなら良いが、侮辱された記憶や悲しみがこと細かに再生される。胸がえぐられるような思いを何度も繰り返すのは、本当につらい。」これはアメリカのジル・プライスさんという人の「忘れられない脳」に書かれているものです。
11月会報(脳)

これは記憶力が良いというものではなく、「超記憶症候群」という病気だそうです。
私も喜寿となり、もの忘れが顕著になりました。この病気のことを考えれば私は極めて健康ということになります。

話は変わりますが、もの忘れは人生の楽しみにもなっていることに最近気付きました。昔見た映画をケーブルテレビなどで再び見て、あたかも初めて見る様な感動を覚えるのです。悲しい場面では涙が出ます。悪人には腹が立ち、自分を陥れた者には強い復讐心がわきます。こんな感覚は若い頃のものとほとんど変わっていません。

この年齢になって初めてわかる新しい発見もあります。老人力から来る楽しみの一つと言えると思います。正に人生二毛作です。
昔のラジオドラマ「君の名は」の冒頭に、こんなナレーションがありました。
「忘却とは忘れ去ることなり。忘れ得ずして忘却を思う心のかなしさよ。」
                                   11月会報(君の名は)

私はまだ小学生で、意味はよく理解出来ませんでしたが、今になって初めて、その意味がわかるように
なりました。

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