欅の木3余白削除70 新年ご挨拶(2020年) - 欅友会
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新年ご挨拶

「新年ご挨拶」



◎東京経済大学 岡本英男学長の新年
 ご挨拶
              
2020年1月会報岡本学長1

【地域の学術文化の拠点としての欅友会】

欅友会の皆様、新年おめでとうございます。

私が毎年欅友会の学習会スケジュールを見て驚くことは、学習会のテーマが多彩で時宜にかなっており、しかも講師陣が皆一流ぞろいということです。いま、2019年のスケジュール表を改めて目にすると、私自身、時間の余裕があれば聴講してみたかったと思うテーマが目白押しです。

2月の「立憲民主主義と安全保障―9条論議の欺瞞を絶つ」、3月の「国木田独歩の『武蔵野』を読む」、同じく3月の「日本経済の論点:金融・財政政策を基軸として」、4月の「人口知能AIの現状、社会への影響、そしてどう付き合うか」、同じく4月の「習近平の目指す中国とは」などは、私が強い関心を抱くテーマです。

実際に私は、「立憲民主主義と安全保障」については、欅友会のホームページに掲載されている井上達夫先生の講演要旨を読むだけでなく、その講演のベースになっている井上先生の著書『立憲主義という企て』(2019年、東京大学出版会)を購入し、第4章「九条問題」を読み、自分でも考えてみました。

ちょうど同じ時期に、「学長ゼミ」で10名足らずの学生たちと一緒に読んでいたマイケル・サンデル『これからの「正義」の話をしよう』でも「徴兵制と志願兵制のどちらが正義にかなっているのか」という問題を扱っていたので、参考資料として『立憲主義という企て』の該当箇所を人数分コピーしてその問題について学生たちと議論しました。

以上のことからもわかるように、欅友会の学習会は私たち大学人にとっても知的刺激を喚起されるテーマが多く、その意味でも学習会は「市民の学会」であり、「地域の学術文化の拠点」であると私は思っています。

東京経済大学を舞台にした欅友会の学習会が、今年もまた地域の学術文化の向上に貢献されることを祈念して、私の新年の挨拶を終えたいと思います。



◎欅友会 中村俊雄会長の新年ご挨拶 
2020年1月会報中村会長1

会員の皆様、新年おめでとうございます。本年もどうぞよろしくお願いいたします。昨年は平成が終わり、新しい元号の令和の時代になりました。思いおこしますと、平成の時代は金融危機が発生し、その後は賃金も家計消費も、GDPも減少ないし停滞した時代でありました。

我が国は急速に進む少子高齢化への対応は「最大の挑戦」であると言われて久しいですが、政策として挙がっているものは国民の将来不安に応えるには程遠いのではないでしょうか。

さて、昨年の世界経済は好調を維持してきた米国にも陰りが見え、欧州経済も減速が明らかになり、中国も米中の貿易戦争で成長率が7%を割り、底堅く推移していたアジア経済にも減速が見られています。米ソの冷戦終結から30年経過し、世界は米中の新冷戦構造の中にあります。

両国の貿易戦争は第一段階の合意はしましたが、経済面の他に、覇権争いの側面があり、世界の政治・経済に大きな影響をあたえています。この構造は今世紀半ばまで続く可能性があると言われています。日本経済も米中貿易戦争の影響を受け減速が読み取れ、アベノミクスの限界も感じられます。

毎年襲来する自然災害は大きな被害をもたらしていますし、危機管理、復旧、復興のありかたが問われています。災害は忘れた頃にやって来る時代は過ぎ去り、災害と隣り合わせの時代に我々は生きていると考えないといけないのではないでしょうか。

このような厳しい時代でありますから流れて来る様々な情報からフェイクニュースを見抜く能力を磨き、真実を知ることが必要だと思います。当会の学習会を考えるヒントが得られ、フェイクを見抜く力を高める貴重な機会としてもご利用いただければと思います。

欅友会は今年38年目を迎え、会員数も400名を超える地域と大学を結ぶ学習会に発展しています。学習意欲の旺盛な会員の皆様のご協力に感謝申し上げますと共に、当会の活動にご支援・ご協力をいただいている東京経済大学そして国分寺市に改めてお礼を申しあげます。役員一同、今年も会の発展と会員相互の親睦向上のために努めますので、ご支援・ご協力をお願い申し上げ、私の年頭の挨拶とさせていただきます。

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