欅の木3余白削除70 11月会報(2019年) - 欅友会
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11月会報(2019年)

                        2019年11月会報紅葉7
  

11月会報(2019年)






◎2020年度会員募集受付開始

≪継続される方は≫

■「会員更新手続きのお願い」と「専用払込取扱票」を、
①郵送会員の方には会報11月号に同封して、
②メール会員の方には別途郵送でお届けします。
来年度会費を「専用払込取扱票」にて12月25日(水)までにお払い込みください。会費納付をもって会員更新手続終了です。

≪払込取扱票記入上のご注意≫
「払込取扱票」に印刷してある項目(名前・フリガナ・住所・電話番号・性別・年齢、メール配信希望の方はメールアドレス)を必ずご記入ください。

■事務簡略化のため、会費受領済の連絡をしておりません。ATMで払い込まれた方は「ご利用明細票」が、窓口で払い込まれた方は「振替払込請求書兼受領証」が会費納入と会員更新手続済の証となります。学習会が始まるまで大切に保管をお願いします。

■払込済にも関わらず、再び振り込まれる方がございます。くれぐれも二重のお払い込みをなさらぬようご注意ください。

≪新規入会される方は≫

■新たに入会を希望される方は12月15日(日)までに下記の担当者まで電話でお知らせください。新規の方専用の払込取扱票をお送りします。その用紙を用いて、12月25日(水)までにお払い込みください。
◆新会員受付担当:中村 俊雄 又は 山岸 信雄

■継続会員・新会員共に、会費の納付期限は12月25日(水)です。来年1月11日の第1回学習会までに会員を確定し諸準備を完了するために、納付期限を過ぎてのお申し込みはお受けできません。期限までに会費納付をされなかった方は1回500円で受講いただくことになりますので、手続きは早めにお済ませください。二重の払込をなさらぬようご注意ください。

■会費の納付済の確認は、担当者まで電話でお問い合わせください。
◆担当:山岸 信雄




2020年(令和2年)学習会スケジュール
2019年11月会報スケジュール3


★スケジュールは事情により変更、中止する場合があります。予めご了承ください。
○学習場所 東京経済大学の教室                                
○各学習日とも土曜日 13:30~15:30 (受付開始は12:30より)
○下記の学習会は映画上映のため終了時間が1時間遅くなります。
★ 5月9日(映画を読む会)  13:30~16:30 





                          2019年11月会報バス旅行2

◎野外学習会の報告

10月17日(木)、野外学習会の参加メンバー78名を乗せたバス2台は、国分寺南口をほぼ定刻に、秩父を目指し出発した。台風19号の豪雨災害で、2日前まで実施が危ぶまれたが、短期間の修復により、予定コースでの訪問が可能となった。中央道、圏央道経由で関越道を花園ICで降り、秩父路に向かう。
2019年11月秩父和同開珎1

知知夫の国への訪問である。秩父黒谷に到着。聖神社の参拝と和銅遺跡の見学に向かう。聖神社は和銅石二個と元明天皇下賜の雌雄一対の銅製ムカデが祀られている。知知夫の旅の安全と金運をお願いして、いざ和銅遺跡、露天掘り跡へと向かう。上り坂350m程で山の小道の入り口へ、ここから下りになる。所々雨水で滑りそうな山の小道を慎重に歩き、小川(和銅沢という)の畔の「和同開珎」のモニュメントにたどり着く。

和銅沢から見上げた崖が「和銅露天掘り跡」で、1300年前を偲ぶ雰囲気があり、銅の採掘に賑やかな往時に思いを馳せた。西暦708年に武蔵国知知夫から和銅(ニギアカガネ:純度の高い自然銅)が献上された。朝廷はこれを喜び「和銅」に改元、鋳造された銅貨が和同開珎と言われている。和銅6年の好字二字令で知知夫から秩父に改名。知知夫・和銅・秩父の由縁が興味深い。
                           2019年11月会報秩父神社2

次に知知夫の国の総鎮守、秩父神社と秩父まつり会館を訪れた。秩父神社の社殿は天正年間、徳川家康の寄進のもので、つなぎ龍、子宝子育ての虎の彫り物は、左甚五郎作といわれている。秩父まつり会館には、レプリカだが実物大の山車がどーんと2基飾られ、その大きさと絢爛さに見とれてしまった。
               2019年11月会報秩父会館山車12019年11月会報秩父会館山車2


歩いて秩父駅の地場産センターに向かう。4階の大ホールが昼食場所で、秩父名物の味噌豚と地物食材による松花堂弁当でお腹を満たした。昼食後は、ちちぶ銘仙館と武甲山資料館の見学をバス毎に交互の見学となる。
     2019年11月会報秩父銘仙12019年11月会報秩父銘仙2


昭和初期のレトロな建物の、ちちぶ銘仙館を見学。独特のほぐし捺染の説明と手織りの実作業が間近で見られ、独特の織り方が得心できた。武甲山資料館では、日本列島と秩父山地の生立ちの説明パネル、石灰岩展示物などを興味深く見学できた。

濁流の爪痕が生々しい荒川を越えての移動。1号車は15分程早く到着。江戸時代の道具など昔からの酒造りを見学し、お待ちかねの試飲の席についていた。2号車も遅ればせながら、酒造りを見学し試飲コーナーに向かう。もう少し試飲をしたいところだが、早々に酒づくりの森を後にした。途中あいにくの渋滞で国分寺南口には45分程の延着になったが、事故もなく全員無事に野外学習会を完遂できた。皆様のご協力のお蔭です。有難うございました。(川崎 守)
   2019年11月会報集合写真2
2019年11月会報集合写真1









会員の声①     

「・・・追憶のかなた・・・」
                              小倉 和代


あの まどろみのときは・・

巧みな ハンドル捌きに 心許して
隣りで まどろむ わたしを
ブレーキを踏むたび
左手を伸ばして 庇うしぐさ
2019年11月会報自動車運転1

助手席が 何時もの 指定席
車窓を 流れ飛ぶ景色を
ゆったりと 何気なく
そして 何時しか 無意識に

その時が ずっと続いていたならば
息子に 喘息の持病が無かったならば
坂のある街に 移り住まなかったならば
自ら 運転席に 座ることはなかった
       
            何時も 明け方に近い時刻
            坂の上から 急ぐ病院への道
            往路には 心に寄り添う自転車も
            復路には 力尽き 坂は上れない
                                   2019年11月会報自動車運転2

            若者に混じって 習うノウ・ハウ
            ギアーチェンジ S字カーブ 坂道発進
            わき目も振らぬ 懸命に
            今では 懐かしい 回想の中
   
とっさの判断の 甘さを指摘して
習う事にも 反対をしていた
恐る恐る習った マニュアル テクニック
よくやった と褒めてくれただろうか

役割を終えた今
父親と 同じ指摘をする 娘たち
かくして 足は今 昔と同じ
歯がゆいまでの スローテンポで・・・

谷 川 岳
             墓標に刻まれた 谷川岳の山並み
             中でも 憧れていた トマの耳1     1.手前にある山並みの愛称
             生前 夫の描いた 
             シルエットを そのままに
             黒御影の石に 刻んだ

2019年11月会報谷川連峰1

   空は 飽くまでの青く 深く
   秋晴れの 澄み渡った その青を背に
   いま ここに こうして
   眼前に 聳え立つ 谷川岳連峰

    ずっと この眼で 確かめてみたかった
   トマの耳 オキの耳2             2.その奥にある山並みのこと
   夫の スケッチブックを片手に 
   見比べてみる
                           2019年11月会報天神平ロープウェイ

   天神平から ゴンドラで
   リフトを 乗り継いで 展望台へ
   一望に 見渡せる 緑の山肌までも
   風は 頬に心地よい

             筆あと 鮮やかに
             墓石に描かれた 谷川岳の稜線
             裾野には
             好きだった 水芭蕉を 彫添えた
親にも 家族にも 優しかった 
かつての 山男は
御影石に 刻印された 谷川岳の麓に
今も 眠る 白い花のもとに
 

墓標への思い

もうひと昔も前の事、夫の納骨の日を迎えても、核家族の我が家には墓がない。先祖の墓に入れておいてはどうかという提案はあった。が、自分、息子と続く問題を考えると、回り道は出来ない。夫が先祖となる、独立した墓が必要となる。一時慰霊塔に預けることとして、親戚一人ひとりに了承を得た。

法要の後、住職の「無縁仏と同じ、預かる」の言葉に親戚たちの不満が噴き出す。席をけって帰る後姿に、了承は不承不承であったと知る。  

それから13年、多磨霊園に建墓の運びとなり、ノウハウを学習した。
在り来たり、並の物であってはならない、全力投球で臨んだ。縁の切れた親戚たちを意識しなかったと云えば嘘になる。義兄へだけの知らせをしたためた時の、あの、胸に湧き上がる達成感を、今も忘れない。




会員の声②


「大 山 山 行(だいせんさんこう)」
                                    栗原 文男 



中国地方で一番高い山が大山である。標高1729メートル。大山と書いて「だいせん」と読む。丹沢にも大山があるが、こちらは素直に「おおやま」と読む。社会人になっても「だいせん」と読むのを知らず、ずっと「おおやま」と思い込んでいた。

昭和53年の千倉海岸で、ボランティアサークルの海水浴があり、そこで知り合ったのがFさんだった。Fさんは鳥取県の米子出身で2歳年下。もちろん男性で私と同じ独身。Fさんは、現在「谷根千」で有名になっている谷中銀座商店街の近くの古い木造アパートに住み、国鉄を利用して通勤していた。アパートは4畳半一間に1間幅の押入れ付き。風呂・トイレは共同、半間角の玄関にちょこっとかわいらしい流しが付いており、そこは玄関兼洗面所兼洗濯場兼台所だった。

Fさんとはサークル活動を通して交流を深めたわけだが、お互いに山行に関心があり、わたくしの方が少しだけ早く山を登りはじめ、時々丹沢の表尾根などに登っていたが、何事も正攻法のFさんは知識が大切と当時の台東区主催の登山教室に通い始め、その見識を深めつつあった。そんな関係で数年かけていくつかの山行を二人で行い、そんな山行の折に「だいせん」と読むことを教えられたのだと思う。日帰りが多かったが、昭和55年の9月に後立山連峰を5泊6日(車中1泊含む)で縦走したのが思い出に残っている。

実家の関係で20年ほど前に郷里に帰っていたFさんを、昨年、夫婦で訪問し、足立美術館、松江城、出雲大社などの観光に車で案内してもらった。その折、大山に登りに来ませんかと声を掛けられ、わざわざ中国地方まで物好きなと思ったが、Fさん宅に泊まってと一緒に登るのはどうかと言われ、百名山の一つでもあり、登れば記念にはなるかと思ったものの、その時は返事をしなかった。その気になったのが今年の6月。毎年、夏は眺望と涼しさを求めて高めの山に登っていたので、今年は大山と決めた次第。
2019年11月会報大山1

大山は信仰の山である。昨年の2018年が開山1300年記念ということで、気の遠くなるような昔から修験者が登っていたという。パンフレットから引用すると、「養老2年(718年)、金蓮上人が地蔵菩薩を祀る草庵を結んだことが大山寺の始まりとされ、平安時代には天台宗の寺院が数多く建てられ、室町時代には隆盛を極め、100を超える寺院と3000人以上の僧兵を抱え、比叡山や吉野山、高野山と肩を並べていた。明治に入ってからの廃仏毀釈のより大山寺は衰退。その後、明治36年に大山寺が復興。今日に至っている」とある。大山は伯耆富士とも言われ、米子の方から見ると確かに堂々たる山容で、それでいて包容力のある穏やかな山でもある。地元の人々が大山に誇りを持っているのは肯ける。

前日、新幹線と特急八雲を乗り継いで米子に到着。翌朝、Fさんに車で夏山登山口付近の駐車場まで送ってもらい、そこから二人で歩き始めた。時刻は午前6時20分で天気は薄曇り。他の登山者も多く、列をなして登るという感じ。親子連れ、高齢者、若者たち、男女入り混じった登山者たち。大山は標高の表示が独特で、夏山登山口はすでに標高750メートルぐらいあるのだが、そこが0合目で、そこから1合ずつ標高を上げていく。

膝が痛いので少ししか歩けないと言っていたFさんは、ちょうど1合目の表示の立杭あたりでリタイア。あとからゆっくり登るか、ダメそうだったら駐車場に戻っているので、頂上から降りてきて電話を入れてくれたら迎えに来るという。了解し、こちらはもっぱら単独行が基本なので、マイペースで歩き出す。登山道は丹沢の大倉尾根といった感じ。初めは涼しさを感じながらの山歩きだったが、そこは夏でもあるし標高も高くないので、汗だくとなる。有難かったのは台風10号のおかげで少し風があり、暑さをいくらかでも弱めさせてくれる。
       2019年11月会報大山キャラボク1 2019年11月会報ダイセンオトギリ


8合目を過ぎると、ごつごつとした山道ではなく延々と頂上まで続く木道である。このあたりのダイセンキャラボクを保護するためのもので、おかげで歩きやすいし、そのあたりから目立ち始めたお花畑が心を癒してくれる。その中でもイヨフウロの薄紫やダイセンオトギリの山吹が印象に残っている。8種類ぐらいの花しか判らなかったが、本当は大山には20数種類あると下山後に知った。あいにく目指した頂上付近では山小屋の建て替えと木道の整備のため途中までしか行けず、30坪ぐらいの仮設用の鋼板パネルで出来た休憩スペースは登ってきた大勢の人でいっぱいだった。そう、本日は山の日。道理で親子連れが多いわけだ。展望も今一つであったが、登り切った充実感で満足。

帰路、「県立むきばんだ史跡公園」や建造物は一つもないが米子城天守閣跡などを散策して、皆生温泉へ直行。その後のビールの美味しかったこと。持つべきものは友人であると、Fさんには心から感謝。





会員の声③



「時事川柳集」
              <平成31年3月から令和元年10月まで>
                         広瀬 義隆


                                  2019年11月会報川柳2

平成31年3月の時事川柳
(1)アリペイが 当たり前だの 金平糖
 ―アリババなどによるキャッシュレス社会で現金が消える
(2)ユリゲラー スプーン曲げして 離脱阻止?
―あのユリゲラーが 久々テレビに出て EU離脱阻止にパワーを送る
(3)ショウケンの 波瀾万丈の ショータイム
―四度の結婚と四度の大麻逮捕の 元テンプターズ

平成31年4月の時事川柳
(1)象さんも 新元号を 鼻で書き
(2)五輪相 またまた失言 コリン症
(3)カレイ喰う トドの料理が カレーとは
     ―ニシンの他 カレイも食べるトドをさばいて トドカレー!美味しい?
(4)ジェット機に 乗客一人 ギョッとする
     ―リトアニアからイタリアへの飛行機の中で たった一人の乗客だって
(5)医療漫談 グラッチェ セニョール セニョリータ
      ―ドクターケーシーの黒板での講義が可笑しかったね

令和元年5月の時事川柳
(1)令和元年か!これを機会に 念願和了 (逆に読めば了和願念)
(2)ポップコーン こ~んな使い方 ふるさと便
     ―高知県からの果物の輸送梱包にポップコーンをクッションに
(3)大道芸 投げ銭すらも スマホ決済
 ―中国の大道芸もキャッシュレス!
2019年11月会報川柳3

令和元年6月の時事川柳
(1)父の日に 家族からもらった 通信簿
―15項目で採点だそうです
(2)医者に行き はしごですかと 尋ねられ
―可愛らしい看護婦さんに言われちゃいました
(3)ゴミ箱を 護美箱と書く 知恵袋
―朝ドラ「なつぞら」を見ていたら 「護美箱」と書いてあった
(4)逆走し シーサイドラインが ノーサイド
(5)春飛ばし 夏来にけらし 猛暑なり
―5月の北海道では39度超えの猛暑日が続く

令和元年7月の時事川柳
(1)リニア新幹線 越すに越されぬ 大井川
   ―山梨ー長野の間の静岡県では、川枯れとかで県が着工させていない
(2)XXペイ デジタル弱者は 御用心
(3)1イニング 四三振となった 珍ゲーム
  ―先週のプロ野球で 振り逃げ三振も入れて四三振スリーアウトだって!

令和元年8月の時事川柳
(1)空を飛ぶ デイープインパクト 天馬となる
―グランプリ七勝の17歳馬のサラブレッド 北海道で死す 
(2)スマイルが シンデレラクイーンの 全英覇者
―英才教育された女子プロを制したのはアッパレ!キムチ良い!
(3)メダカ死に 電池が切れたよッと 孫が言う
(4)来ても良し 帰っても嬉し 孫の世話
(5)身の丈が 人間ドッグの都度 また縮み
(6)優先席 ジージが立って 孫坐る!
(7)田中カ子 116歳は 通過点
   ―世界最長年齢の田中カ子さんあと5年イロイロすることがあるって!

令和元年9月の時事川柳
(1)シルバーカート 免許不要の 三輪自転車
(2)イエスマンと 裸の王で 国敗れ
(3)改造と 台風被害 どっちが先?
―9月10日未明に襲った台風15号、南房総ではほぼ全域で停電発生、二週間続く
(4)ノーアイデア 環境サミットで ミットも無い!
(5)房総を スーパー台風 暴走し
(6)房総沖 南海珊瑚の 大移動
―海水温度の上昇でエンタクミドリイシという珊瑚や熱帯魚が増え、今や南洋の海!
(7)認知症か? AIの案内で 迷う道

令和元年10月の時事川柳
(1)台風一過 夜空に映える オリオン座
(2)経産省 メロンの値打ちを 計算しよう!
(3)レベル5で 命大事と 掛け声だけ!
(4)万葉集 分かって欲しい 和歌ずらり
(5)自力では 玉ねぎ男も 皮むけず
(6)関電疑惑 原子力族には 冷却水
(7)声援受け その後続く タイガーパット 





2019年8月会報原稿22019年8月会報原稿模様1





特集「わたしの好きな町・思い出の地」
「わたしが感動した映画」「わたしの好きな思い出の曲」(2)





「小さい秋 みつけた」        
                                中村 真知子 
 
童謡「ちいさい秋 みつけた」。昭和30年サトウハチローが作詞、NHKが放送。昭和37年主宰者故大町正人のボニージャックスがNHKラジオ放送で歌い一躍評判になった。

昭和20数年ころ、私の従姉弟で弟のように可愛がっていた志郎と、東大農学部そばのハチロー私邸に近い知人宅を訪ねた。子供たちとかくれんぼをしていたとき、ハチローが家から出てきて「志郎君、家の中に入りなさい」と招いた(ハチローの息子四郎、不在?)。歌詞にはその時の情景がそっくり詠じられており忘れられない思い出である。ハチロー邸の庭には歌詞にある木があったが、樹名がハゼの木とは歌で知った。
2019年11月会報はぜの木

大町正人は満州大連生まれで主人の幼馴染、私も大連生まれの引揚者。この歌で主人は幼馴染と遊んだ大連を思い出し、私は歌詞の情景と共に戦後の経済不安定のなか、父が家族のため必死に頑張っている姿が眼に浮ぶ。ちなみにハチローの息子四郎は岩手北上市ハチロー記念館長で、夫妻共健在である。
                           2019年11月会報サトーハチロー記念館1



「大和三山に登ろう」                     
                                 田和 芳郎
2019年11月会報大和三山1

記憶は作られる、とか。
今春、大和三山の一つ、天香久山~山田寺跡へ遠足。礎石が点在する草原のかなたに、金剛葛城・二上山から信貴生駒と、子供のころに登った山々が連なる。山田寺由来の仏頭は、いま興福寺にある。
                                      2019年11月会報大和三山仏像

五十余年前、その中金堂は傾き、何本もの丸太に支えられていた。まだ柵のない境内は、出入自由。五重塔の薄暗い急階段を、ギシギシ登ったのは、更に前のこと。首を出す一瞬の眩しい高度感が蘇る。が、この記憶は本当だろうか。聞いた話や見た夢との混同か否か、いずれの確証も実はない。
故、「大和三山は、子供のころに登りました。」などと言い出さないうちに、残る畝傍山に登ろうと思う。



「映画・・・パリ、嘘つきな恋」                  
                              山田 敏


孫娘の勧めで「パリ、嘘つきな恋」という映画を観てきました。

パリに50歳前の独身でハンサムなビジネスマンがいました。名前はジョスラン。豪邸に住みながら赤いポルシェを乗りまわし、美女を見るとすぐ手を出します。しかし、本当の恋には至ったことがありません。
    2019年11月会報パリ2019年11月会報赤いポルシェ1


そんな彼が、ある女性の紹介で、事故が原因で車椅子生活を送っているフロランスという女性と知り合います。彼女は身体障碍者でありながら、一流のバイオリニストで有名なテニスプレイヤーでもあります。そんなフロランスにジョスランは心惹かれ、車椅子に乗る障碍者を装いながら、あの手この手で彼女の気を引く努力をします。利発なフロランスは不器用なジョスランの嘘にすぐ気が付きますが、知らないふりをしてデートの誘いを受け続けます。金に糸目をつけない彼の演出による華やかなサプライズ付きのデートの連続です。

「嘘をついている限り一緒に居られる―」彼と彼女の根底にある共通の気持ち、歯がゆさを感じながらも、甘く胸に痛みを感じる映画です。 



「懐かしの宮古市」                     
                                鶴野 哲夫


岩手県宮古市。昭和25年高校を卒業、県税事務所の職員として1年半勤めた土地である。三陸海岸の漁港で、サンマの解禁時に大漁旗を掲げ多数の漁船が港を出航する状況は壮観であった。事務所は市の中心部にあり、住まいは県の公舎、事務所まで約2㎞。通勤は徒歩で海岸沿いの松原を通り、閉伊川の長い橋を渡れば直ぐの場所にあった。当時の情景を思い浮かべながら作文する。
2019年11月会報浄土ヶ浜1

70年前に同じ時間、同じ場所ですれ違う綺麗な女性がおり、19歳少年の淡い秘かな楽しみを思い出した。景勝「浄土ヶ浜」、本州最東端「トドが崎灯台」、京言葉にも似た宮古弁の「おおきに(ありがとう)」は耳に残る。魚の匂いも懐かしい宮古は忘れえぬ土地である。

東日本大震災では大津波で死者、建物など甚大な被害を受けたが、本年3月には三陸鉄道リアス線の全通もあり、復興の後には明るい未来が見える。もし上京せずに県職員を続けていれば別の人生があったかもしれない宮古市。益々の発展を切に願う。



「わたしが感動した映画」                   
                                 内山 晴信

この題で投稿するのであれば「ドクトル・ジバゴ」「白い恋人たち」「ひまわり」「ある愛の詩」などを挙げたいが他の人が投稿すると思い、私は映画に使用された音楽が作中登場人物の心理状態を見事に表した実例として「ダイ・ハード2」を挙げたい。

麻薬王の手先となった米陸軍特殊部隊などがワシントンの空港の航空管制や電気系統を差配し、旅客機767で海外逃亡を企てたときに、主人公マクレーン刑事がライターで点けた火が逃走機を炎上させ逃走を阻止し、これで一本の火が地上を走り、滑走路の所在が明確になった。画面左側上部から待機中の旅客機がそれを目印に続々着陸した。
           2019年11月会報ダイハード2の音楽2019年11月会報フィンランディア1


この時に流れたのがシベリウス作曲『フィンランディア』であった。ロシア帝国からの圧迫を撥ね退ける意識を喚起したフィンランドの国民曲を、「真暗闇の中、燃料切れで墜落死からの解放」として使用したので、この映画関係者の知的レベルに感動したのである。 



「まだまだビートルズの街・ロンドン」              
                                    大畑 順

ここはロンドン地下鉄セントジョンズウッド駅。ここはビートルズのアルバム「アビーロード」のジャケットになった横断歩道のある駅である。下車するとビートルズのシャツを着ている人々や、ビートルズカフェの店など、生きているビートルズを感じてしまう街である。ビートルズシャツを着ている人々についていくこと5分。あの世界一有名な横断歩道とそこに群がる人達が見えて来た。ここがアビーロードか! 夢がかなった瞬間だった。
2019年11月会報ビートルズアビーロード2

今年はアルバム「アビーロード」発売50周年を迎える。50年前と違い交通量は多いが、ビートルズのアルバムジャケットと同じポーズで写真を撮ろうとすると、いつまでも撮り終るまで待ってくれる車。ロンドンっ子もわかっているのだろう。「ここは我々ビートルズの聖地アビーロードだぞ」

ロンドンのアビーロードに行ったファンは、ビートルズファンとして格が上がるという。私もその一人になれた。ロックの聖地ロンドンが好きです。



(編集後記)
夏の終わりから秋にかけて台風が相次いで日本を直撃し、特に19号は各地に大きな爪痕を残しました。深刻な被害が報じられる中、10月にはラグビーワールドカップの日本開催、日本初の8強入り、吉野彰さんのノーベル化学賞受賞のニュースに日本中が沸き立ちました。新天皇の即位礼正殿の儀も注目を浴びました。さて、欅友会は来年度会員募集を開始します。役員一同受け入れ態勢を整えて、皆様方のお申し込みをお待ちしています。来年も一緒に学びましょう!(編集長:大崎尚子)

  
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