欅の木3余白削除70 8月会報(2019年) - 欅友会
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8月会報(2019年)

                       2019年8月会報ブーゲンビリア2
 
                                                                                       

8月会報(2019年)  






◎欅友会 中村俊雄会長ご挨拶

2019年8月会報中村会長2

欅友会の会員の皆様、一月から七月までの学習会お疲れ様でした。当会の行事は残すところ十月の野外学習会のみになりました。現在、来年度の学習会の計画を策定中です。是非、来年度もご継続いただくようお願いいたします。
我々の学習会は東京経済大学のご厚意により、教室をお借りして運営しています。学習会を今後とも自主的運営を続けていくために東京経済大学との連携を更に強化してまいりたいと考えておりますし、大学でなさっている会には従前にまして協力させていただきたいと考えております。

九月からは市民大学が始まります。この学習会に出席されますと、通年、大学で勉強ができることになります。毎年参加者の半数ぐらいの方々が欅友会の会員です。申し込まれたことのない皆様には是非、ご加入を検討されることをお勧めいたします。
この他に、大学では、大倉喜八郎記念東京経済大学学術芸術振興会もなさっています。毎年四月から、翌年三月まで学術講演会二回、芸術公演三回開催されています。ご関心のある方は大学の広報課にお問い合わせください。



「お知らせ」


①「野 外 学 習 会 の 参 加 者 募 集」

                              2019年8月会報バス旅行2

①秩父の歴史:和銅露天掘り跡と聖神社
和銅露天掘り跡:露天掘り跡を眺め千数百年前の『知(ち)知夫(ちぶ)』に思いを馳せましょう。
武蔵国の『知知夫の国』から和銅(自然銅)が献上され、和銅と改元された(708年)。
発行された貨幣が「和同開珎」とされています。和銅6年に秩父と改名される。
元明天皇下賜の銅製ムカデを御神宝とする人気のパワースポット、聖神社を参拝。

②『知知夫の国』の総鎮守、「秩父神社」参拝
社殿は徳川家康の寄進、左甚五郎作と伝えられる「つなぎ龍」の彫り物は必見。
日本三大曳山祭りの一つ、秩父神社の例祭、迫力ある「秩父夜祭り」を疑似体験。

③秩父の文化と産業:織物・セメント・お酒 
昭和初期の面影漂う「ちちぶ銘仙館」で秩父銘仙を作る工程を見学します。
秩父神社の神奈備山である武甲山の生立ちなどの展示を観賞。
山あいの「酒づくりの森」に移動し、酒造資料館・物産館などを見学。

◇野外学習会の概要

1.日  時 2019年10月17日(木) 7時30分 JR国分寺駅南口出発(大型バス2台)
  18時30分頃 JR国分寺駅南口帰着予定
2.日  程 10月の会報でご案内します。
3.会  費 5,500円(事前振込。バス代、入館料、昼食代、保険料を含む。)
4.募集人員 98名(先着順)
5.注意事項 15分程度の歩行があります。歩きやすい靴でご参加ください。

◇野外学習会の申込方法 

1.申込日時 8月20日(火)午前10時から午後1時まで、次の電話番号で受け付けます。
それ以降、21日午後9時までは ①の川崎 守 が受け付けます。
 ①川崎  守   ②中村 俊雄   ③増田 保武   ④橋本  滋  
2.定員(98名)に達し次第、受付けを終了します。
3.定員に余裕がある場合は家族・友人の参加もできます。
申込時に会員名に加え家族・友人の氏名をお申し出ください。
4.会費の振込 9月20日(金)までに1名当たり5,500円を次のとおりお振込みください。
同伴者(家族・友人)の分は、会員名で一括してお振込みください。

①ゆうちょ銀行の口座をお持ちの方(振込手数料は無料)
郵便局のATMから通帳又はカードで、 口座番号 10000 90067911
                   口座名  欅友会 

②ゆうちょ銀行の口座をお持ちでない方(振込手数料は別途ご負担ください)
郵便局の窓口、又はATMから払込取扱票で、 口座番号 00160 0 265588     
                        口座名 欅友会
③ 障害者手帳をお持ちの方は、入館料の全額又は半額が減額されますので、お申し出ください。 
④ 10月3日(木)以降のキャンセルは、会費の全部又は一部をご負担いただきます。
5.参加者名簿等を含む詳細は、10月の会報にてお知らせします。




②2019年度学習会 延べ出席者数


2019年8月会報学習会参加者数2
全講座(10回)出席者は24名、(男性18名、女性6名)、9回出席者は44名(男性37名、女性7名)でした。

③図書館利用カードの発行を希望される方へ  

欅友会会員で東京経済大学図書館の利用を希望される方は、9月1日から10月31日までの間に
「図書館利用カード」の発行申込みを受け付けていただけます。住所が確認できる公的証明書を
ご持参のうえ、図書館カウンターでお申し込みください。





     
◎ 7月13日(土) 学習会の要旨 
2019年8月会報長岡先生3

日 時:7月13日(土) 13:30~15:30                             
会 場:東京経済大学 2号館 B301教室  
テーマ:「イノベーションシステムと生産性」                                          
講 師:長岡 貞男 先生
(東京経済大学経済学部教授)
出席者:194名(会員:男性145名、女性:44名、
非会員:男性2名、女性3名)

【講演要旨】

本日の講義は三つの論点、最初に「生産性とは」、次に「生産性向上とイノベーション」、最後に「イノベーション・システム:第4次産業革命に関連して」の三部構成で説明します。

1.生産性とは
                                 
2019年8月会報マルサス画像

「経済活動に利用可能な資源を利用してより大きな経済的な価値をもたらすこと」を、生産性の向上といいます。同じ資源で沢山たくさんの経済的価値をもたらすことになります。マルサスの経済学では、人口制限しないと貧困からの脱出はできない、というのがエッセンスです。理由として、人口は一定の所得水準になると、どんどんネズミ算式に拡大して行くが、人口が増えても生産量はそれほど拡大しない。従って、人口が増えれば窮状化していく、と言うことになります。
2019年8月会報長岡先生(英国の生産性と人口)

産業革命は歴史の大きな変換点、生産性が上がり賃金も上がり、貯蓄ができ、消費が増える。産業革命までは、産業はほとんど農業で、生産量は簡単に増やせない。人口が増えれば一人当たりの耕せる農地は減る。資源、土地は有限で、人口が増えると生産性は下がる。それを克服、脱却するには、技術水準を持続的に高めること。例えば灌漑、農薬、肥料、品種改良などが必要になる。それが実現できるようになったのは、産業革命以降ということになります。

<労働生産性と全要素生産性>
労働生産性を式で表すと、Y/L=A(K/L)(1-α)で示せます。YはGDP、Lは人、労働量、Kはキャピタルです。これが通常、生産性と言われているもので、一人当たりどれだけ生産できるかを表しています。(K/L)は一人当たりどのくらいの機械を使えるかを示しています。Kが増えても比例的に労働生産性は上がらない。例えば、土地面積が増えても、人が一人では土地を十分有効には活用出来ない。

Aとはなにか、テクノロジー、或いは全要素生産性と言われるもので、技術水準です。
経済全体でGDPを増やすには、どうすれば良いかを示すには、Y=ALαK(1-α) で表わされます。
(注記:労働生産性Y/L=A(K/L)(1-α) の式から、Lを移項 → Y=A(K/L)(1-α)×L=ALαK(1-α)) 
この式はマクロの生産関数(コブ・ダグラス生産関数)と呼ばれ、経済全体の供給能力を示したものです。

生産の拡大は三つ要因に分けられます。①はL:人口拡大で経済拡大する、②はK:キャピタル、資本ストック拡大で経済拡大する、③はA:技術水準の改善でGDPは拡大する。

Yの増加源泉はAの上昇、Lの増加とKの増加になります。
実質賃金は労働の限界生産性で決まると授業で習った記憶の方も多いと思います。労働の限界生産性は、もう一人労働力が増えた時、どの程度生産量が増え、GDPが拡大するかを表します。式で示すと、労働の限界生産性=⊿Y/⊿L の微分式となり、これを労働生産性=Y/L に代入すると、
⊿Y/⊿L=α(Y/L) となり、αをGDPにおける労働のシェアとすると、労働の限界生産性は労働生産性に比例するといえます。このため、ラフには労働生産性は実質賃金と比例します。

<労働生産性の真実と誤解>                                               
全要素生産性は Y/{LαK(1-α)}=A で表せます。
(注記)(マクロの生産関数 Y=ALαK(1-α)の {LαK(1-α) }を移項→ Y÷{LαK(1-α) }=Y/{LαK(1-α) }=A) 
前述の労働生産性の式より、労働生産性は一人あたりの資源利用量(K/L)に依存し、Kが一定ならば人口増加で減少する、マルサスが観察した事実になる。しかし、Kが国内貯蓄や海外からの資本導入によって増やすことができる、すなわち、長期的にはK/LのKはAに依存する。何故ならば、Aの技術の改善・向上により、キャピタル、資本ストックの増加、拡大の効果を高めるからです。従って、労働生産性も全要素生産性で決まる事になります。

生産性計測の問題ですが、生産性を計測するには、価格をきちんと集計する必要があります。
アウトプットとインプットを把握しますが、基本的には、新しい製品が出て来た時に、既存製品とどの位差があるのか、価格の差を測ります。価格低減があった場合、この差が技術水準の貢献であり、販売量が増え生産量が上がり、実質生産が増える事になります。

しかし、計測が極めて難しいケースがあります。例えば、携帯です。携帯は電話機能より、新しいアプリを求め、新しくできる事をどんどん増やしていて、物凄い消費者の利益を生んでいますが、既存のモデルと比べた、携帯の物理的な機能を比較する上では、このようなアプリ追加などによる機能・サービスなど価格に反映されず、機能差を価格で測れません。イノベーションとしてインパクトは大きいのですが、今は全く測られていない、非常に過小評価となっています。

また、今までにない物を新製品として出した場合、既存の製品の価格が無く、それによる生産性の貢献の評価は出来ない。例えば、昨年ノーベル賞をとった本庶佑さんの「オブジーボ」がそのケースです。
ゼロからの市場創出効果は、現状の生産性の評価には入っていません。
この様に、生産性の貢献度が過小評価される場合は多く、限界がある指摘だと言う事が出来ます。

2.生産性向上とイノベーション

イノベーションとは何か。定義として、「イノベーションとは、新しい知識を活用して経済的な価値を創出すること」で、あくまでも源泉は知識です。
                            2019年8月会報ウィンドウズ7

知識による革新とは何か。コピーをする事で普及するのが知識による革新だと言えます。いちばん分かり易いのはソフトウェアです。Windows7が発表された時、2年弱で4.5億枚をコピーした。これが知識の特徴で、何度でも何人でも利用できることです。この、知識は陳腐化することはあっても、減耗はしません。

知識の特徴として、公共財の定義で「利用における非競合性」があり、同時の利用を阻害しない。私の使っている事が、他の人が同時に使う事を全く阻害しません。コンペティティブな関係ではない。その結果、知識の増加は土地、労働、天然資源、資本等の生産性を永久に高め、経済成長への制約を克服し生産性の上昇に貢献します。

研究とは、「事物・機能・現象などについて新しい知識を得るために、あるいは、既存の知識の新しい活用の道を開くために行われる創造的な努力及び探求」をいいます。
2019年8月会報長岡先生主要国の研究費(対GDP)
             <文部科学省科学技術研究所、科学技術指標集計表より>
「主要国の研究費及び研究費のGDP比」 (2015年)からのデータで、
日本3.42%、アメリカ2.74%、ドイツ2.94%、フランス2.25%、イギリス1.69%、中国2.12%、
韓国4.24%
主要国G5では日本が一番高いが、中国、韓国も同様に高い。
2019年8月会報長岡先生主要国研究費の負担割合
              <文部科学省科学技術研究所、科学技術指標集計表より>

「主要国における研究費の負担割合」のデータで、民間企業の負担割合は、
日本71.8%、アメリカ62.3%、ドイツ65.6%、フランス54.0%、イギリス49.0%、中国76.1%、
韓国75.4%
日本の特徴として、民間が負担している割合が高いことで、イノベーションの仕組みが上手く機能していると評価できます。

3.イノベーション・システム:「第4次産業革命」に関連して

2019年8月会報AI

(1)AIでの新しいブレークスルー (深層学習) 
今、第4次産業革命、或いはSociety5.0と新しい名前で言われるほど大きく変革が起きているのかを、簡単に説明致したと思います。AIに大きな発展があったことは事実で、深層学習など新しい手法で従来のAIで果たせなかったことが実践できることも分って、利用分野が拡大し開発が進められています。ただ、これが世の中に供給され、大きなインパクトになっているかですが、駆動力として半導体技術を中心とする情報通信技術の累積的発展が大きいと思います。

(2)情報通信技術(ICT)の累積的な発展は非常に大きい

①コンピューティング・パワーと情報通信能力の拡大  明らかにコンピューティング・パワーによります。AIを活用するには非常に大きな計算が必要で、昔のコンピューターでは一年かかったことを短時間で、複雑な推定問題も短時間ででき、AIサービスを可能ならしめている。これと補完する情報通信能力の拡大が必要不可欠で、AIサービスを電子的にクラウド上に結果を出し、対話と結果をエンドユーザーに供給するには、圧倒的パワー、つまり、コンピューティング・パワーが必要です。これも半導体技術の大幅な進歩によるものです。

②計測制御器(例 GPSセンサー)の小型化と低価格化
最近では自動車でもAIを使っています。AIを使うにはデータが必要で、計測が出来ないとデータ提供できないのですが、GPSセンサーの小型化と低価格化が可能にしました。半導体技術による革新です。
                                2019年8月会報クラウド

③ディジタル・データの集積とクラウドによる共有 グーグルがディジタル・データを大量に保有しています。グーグルの検索サービス、ネットを通じてクラウド上に情報を集めて、検索し易くしている。沢山の人がネット上に情報を公開して、情報がクラウド上にどんどん集まって、たくさんの人がそれを利用しています。このクラウドを動かしているのも半導体ですから、全て根幹は半導体の進歩によるものと言えます。半導体の能力は1年半で2倍以上に拡大、この進歩はまだ続いています。
コンピュター・パワーズが極めて安く、世界中の何処でも自由自在に使えるようにしたのは、半導体の大幅な進歩のおかげであり、半導体技術こそがGeneral Purpose Technology(汎用技術)だと考えられ、AIは派生技術です。


ソフトウェアの開発状況を説明します。
何故ソフトウェア発明かというと、全てソフトウェアで実現しているんですね。AIにしてもIOTでも、全てソフトウェアによります。ですからソフトウェアの開発状況を把握すれば、全容の理解が進む事になります。

1.研究開発について
端的に言って研究開発は投資なんですね。投資した開発成果によるイノベーションで、売上が伸び、収益も拡大し投資に見合った成果を得られる期待をしている。従って、企業の将来、どの程度イノベーションが出来ると思っているか測れるデータとして重要です。
2019年8月会報世界R&D企業数
                <出典:欧州委員会のR&Dスコアボードデータから作成>
まず、「世界の研究開発支出上位2500社(2015)」から見た、日本の研究開発パフォーマンスです。世界2500社のうち、1位アメリカ:829社、2位日本:360社、3位中国:301社、6位台湾114社ですが、中国、台湾が急激に伸びていて、この時点でも中国、台湾を合わせると日本を上回り、最近では中国の方が、日本より多くなっています。

次に「研究開発支出の多い11産業」ですが、投資の多い産業は回収が見込める、儲かる分野に多く投資をしています。1位は医療バイオで、研究開発費シェア18%のトップ、816社 (14.6%=売上高開発費比率)、我々がフォーカスしているソフトウェアは、研究開発費シェア(10%)で、4位、275社(10.1%=売上高開発費比率)、3位自動車及び部品(16%):155社(4.4%)になっている。医薬・バイオ産業は、臨床試験に多額な投資がかかるが、成功すれば高く売れ、投資回収が見込め企業も投資額もトップです。4位になっているソフトウェアは、医薬とは異なるが、これだけ投資するのは回収が見込めるからで、少ない効果でも需要が伸び、収益も増え投資回収は見込まれている。

「世界のR&D支出上位産業の国別研究開発シェア」ですが、ほとんどの産業でアメリカが一番で、日本がトップなのは娯楽とゲーム産業で、任天堂などの企業です。
ソフトウェア・コンピューターサービスの分野で、米国は1位で77%を占め、2位は6%の中国ですが、年々上がってきています。3位は4%のドイツですが、これはSAP SEですね。ビジネスの合理化のための企業ですが、SAP SEの開発拠点は米国にあるそうで、事実上アメリカの企業といってもいいと思います。ですから、ソフトウェア開発の分野は米国中心になっている事が分かります。日本ですが、この時点では2位とか3位とかが多いのですが、中国がどんどんランクを上げてきて、年々下がってきている状況にあります。ソフトウェア開発は特に米国が中心で、この分野で挑戦するには英語は勿論、米国市場に供給出来るようなものでないと難しい状況です。

研究開発におけるソフトウエア関連発明のシェアの高まり、最近の米国への特許出願の4割強5割近くが、ソフトウエアに関連した発明であります。ソフトウエア関連発明の全発明に占めるシェアは、1970年代初頭の10%強から40%を超え50%近くの水準に拡大している。日本もハードウェアだけでなく、ソフトウェア開発の比率も米国と同じ様な比率で推移しており、Narrowly defined software(AI,情報処理技術など)でもほぼ10%で米国並みに推移しています。

自動車産業で、どの程度のソフトウェアの開発比率になっているか、見てみましょう。「自動車産業の研究開発の構造I(2000年以降)」のデータです。
日本、アメリカ、ドイツの3か国ですが、いずれも3割前後ソフトウェア開発に投資しており、その内AIについては0.5%程度の比率ですが、Narrowly defined softwareの比率は35~40%を占めています。日本の企業もソフトウェアと融合させる発明をやっていることになる。特徴として、新規参入や部品企業の方がソフトウェアの比率が高く、米国の電気自動車に参入しているTeslasは47%、部品企業の、Boschは36%、デンソーは43%のソフトウェアの開発比率であります。

日本と米国の大きな違いは、流通、金融の分野でも研究開発を盛んにやっているのが米国で、「流通分野のR&Dトップ企業」でも、TOP3は米国のeBAY、Amazon、Netflixであり、インターネットを使って事業を拡大しています。日本は開発しているが、規模も小さく、遅れ感は否めません。 

2.ソフトウェアの発明とはどんなものか、何か内在的な発明があって出来たのか、或いは、それを使うと便利なのでソフトウェアの発明になったのか、創造過程をみてみます。
日米発明者サーベイから作成した「発明創造のプロセス」より、創造過程を明らかにします。「当該発明は研究者の目標」の項目で、Narrowly softwareは32%、Non softwareは52%もあって、ソフトウェア発明は低い事が分かります。多いのは、「主な目標でなく予想できた副産物」の項目で、34%を占めています。ソフトウェア自体の改善になるものは多くなく、ハードウェア研究を解決するなかでソフトウェアを発明出来たといえます。

また、特許庁の「AIの発明の技術課題」により、発明の目標が項目で表わされていますが、「正確性」「高速性」「利便性」「安全性、信頼性」など新しい事をやるより、既存のモノをより正確にやる方が多い事がわかります。大々的な発明ではなく比較的小さな発明で良く、あとは如何に商業化するかと言う事になります。

3.発明の人材について、最後に説明します。

「米国企業のPCT出願米国登録特許(N)における割合」と「日本企業のPCT出願対象の米国特許(N)における割合」の表から、米国企業の人材、日本企業の人材が何処に居て、どう開発しているかを、Narrowly softwareの発明で見てみます。
 
  外国籍の発明者のみの発明  :     (米国)38%、 (日本)18%
 自国籍の発明者との共同発明 :    (米国)22%、 (日本) 2%
 合計(外国籍の発明者がいる割合):   (米国)60%、 (日本)20%
 かつ外国に外国籍の発明者がいる割合: (米国)42%、 (日本)17%

米国企業では、外国籍の発明者のみの発明と自国籍の発明者との共同発明を合わせると、60%の発明は外国籍の発明者によります。その内、4割(42%)は外国での発明になっています。例えば、インド、イギリスに居て、マイクロソフトとして発明し、マイクロソフトが特許を取得するなど、外国のコンピューター産業の研究はグローバルで展開されています。日本はどうでしょう。外国籍の発明者のみの発明はありますが、18%で、外国籍の発明者との共同発明になると2%と極めて低い数字になっています。

(結びとして)

IT革命、IT技術革新は幅が広く、あらゆる分野で大きな活用意欲が高く、すそ野が広いイノベーションが起きています。日本の企業はロボット利用では、韓国に並んで世界で一番といっても良く、現場で新しい物の利用に長けている。AIとロボットとは少し違いますが、AIの活用ということでは世界に通用するし、日本産業のイノベーションの可能性は凄くあります。ただ、AIの基本技術そのものの革新でグローバルな市場で競争するには、グローバルな人材を使わないといけない。この点が難しく、今後の課題と思っております。

2019年8月会報長岡先生講聴風景1

【質疑応答】

Q1.今後の日本におけるイノベーションの進展ということについてお伺いしたい。
日本の国民性として「和を以て貴しとなす」という意識で、多様性より協調性になりがちで、どうしても「破壊的イノベーション」(Disruptive Innovation)ではなく、「Sustaining Innovation」(持続的イノベーション)にならざるを得ないと思うが、先生のお考えをお聞きしたい。
A1.本当に革新的なものは、異端だと思います。その異端を利用しなければ、革新的なものは得られないと思います。日本の企業には、そういうことをある意味可能にする長期雇用がありあります。調査した12の革新的な医薬品の研究開発についてみると、全部異端で必ず既存組織での摩擦をおこしています。しかし、「スタチン」を開発した遠藤章さんも、2年間で開発が失敗しても長期雇用の中で取り返しをすることは可能で、会社に迷惑を掛けないという発想で、野心的な独自性の高いテーマに取り組まれた。また、例えば、「闇研究」は革新的な発明に大きく貢献してきたのも事実で、日本企業の場合、権限が下にあることがこれを可能としてきたと考えられます。長期的に考えることが出来たし、権限が分権化されていることが、異端というか多様性を許容する仕組みとして機能したことに間違いないと思います。

今、起こっているAIのイノベーションは、ある意味逆に和が重要な面もあります。いろいろなモノの組合せが重要で、特定のモノで支配する状況ではなく、ユーザーと共同するデータ・コレクトをどうするかなど、チームワークが重要であります。AIを活用している上で、特に日本が大きな問題を持っているとは思っておりません。ただすごく新しい革新的な発明をAIでやるということになると、現状以上に色んな異端や多様性を許容する事が必要になってくると思います。

Q2.最初の方で最低賃金のお話しがありましたが、韓国は最低賃金をやって経済が悪化したと伝えられているが、先生の話とどう関連するのか? また、安倍内閣でも最低賃金を上げろと話があったと思うが、先生のご意見を伺いたい。
A2.韓国のケースは詳しく分からないが、日本とはかなり状況が違うと思います。日本の場合、労働逼迫の状況でも最低賃金は上がらない。最低、マクロ経済の目標としては脱デフレですから、賃金と物価を上げるようにしたい。マクロ政策の一環として、最低賃金を上げる事は将来的に意味があると思います。最低賃金を上げる大きな問題は失業ということになりますが、今は超過需要の状況で労働需要が非常に強く、最低賃金を上げることで若い人とか就業経験のない人の失業を高める危険性は減っている。最低賃金をマクロ政策の一環としてやれば、あまり副作用なく脱デフレ政策の一環として機能すると思う。失業がかなりある状況では、最低賃金を上げる政策は意味はない。日本の場合は、最低賃金が県別に決まっていて、各県の労働市場の状況をみながら拡げる。従って、一律に賃金を上げてしまうことは出来ない。ただ、生産性を上げてなくて、デフレ政策として最低賃金を上げる意味はありますが、イノベーション政策としての効果はありません。
                                                     (文責:川﨑 守)




◎ 7月20日(土) 学習会の要旨

2019年8月会報菊地先生2
 
日 時:7月20日(土) 13:30~16:30                             
会 場:東京経済大学 2号館 B301教室  
テーマ:映画を読む会―東宝映画「流れる」                                          
講 師:菊地 史彦 先生
(東京経済大学講師)
出席者:174名(会員:男性122名、女性:45名、
非会員:男性1名、女性6名)

【講演要旨】

                                2019年8月会報映画「流れる」2

スタッフ
監督:成瀬巳喜男 原作:幸田文 脚本:田中澄江、井手俊郎 製作:藤本真澄 音楽:斎藤一郎 
撮影:玉井正夫 編集:大井英史 美術:中古智(ちゅうこさとる)

キャスト
梨花(お春):田中絹代 つた奴:山田五十鈴 勝代:高峰秀子 なな子:岡田茉莉子 染香:杉村春子 お浜:栗島すみ子(特別出演) 米子:中北千枝子 高木(米子の前夫):加東大介 不二子(米子の娘):松山なつ子 おとよ:賀原夏子 なみ江:泉千代 なみ江の伯父(鋸山):宮口精二 
佐伯(お浜の甥):仲谷昇 巡査:松尾文人 他

あらすじ
柳橋とおぼしき東京の花街。芸者置屋「つたの家」に、職業紹介所から女中梨花(田中)がやってくる。夫は一昨年、子供も昨年死んだという梨花は、女将つた奴(山田)のお目見得も済み、「お春」と呼ばれて住み込むことになる。この置屋には、おつたの娘勝代(高峰)、妹の米子(中北)とその子ども不二子、看板借りの染香(杉村)となな子(岡田)がいる。

早速使いに出された先の食料品屋の主人は、払いが悪いせいで梨花にいい顔をしない。戻ると、おつたの腹違いの姉、おとよ(“鬼子母神”、賀原)が借金の催促に来ている。この家も抵当に入っていると教えてくれた染香もおとよに借金がある。おとよは、おつたに旦那を世話して借金の整理を画策しているが、おつたは乗らない。

数日後、(取り分で揉め「つたの家」を飛び出した)なみ江の叔父(“鋸山”、宮口)が、姪の処遇をネタにゆすりに来て、女たちは震え上る。その頃おつたは、おとよと歌舞伎座へ出かけ、鉄鋼会社社長村松との顔合わせに臨んでいたが、料亭「水野」の女将お浜(栗島)を見かけて席を立ち、帰ってきてしまう。

なみ江の叔父から30万円を請求する手紙が届いた。困ったおつたが助けを求めてお浜を訪ねると、お浜は別れた男、花山との再会を勧め、甥で花山の秘書の佐伯(仲谷)を動かす。
翌日お浜が届けてきた10万円の半分をなみ江の叔父に渡すが、相手はかえって怒り出す。この最中に米子の娘不二子が発熱し、「つたの屋」は上へ下への大騒ぎになる。

翌朝、おとよがおつたに「つたの家」を買って旅館にしたい人がいるとほのめかす。おつたはお浜に真偽をただすが、そんな気はないと相手は笑う。一方勝代はミシンの下請けをやると言いだし、世間体が悪いと反対する母親と言い争いになる。
その日の夜、お浜のとりなしで花山と会うことになり、おつたは着飾って約束の料亭に赴くが花山は急用で来ない。
翌朝、なみ江の叔父はおつたと勝代と共に警察へ。母子はお浜たちが手を回したおかげで晩には帰されたが、疲れ切ったおつたは、お浜に家を買って欲しいと頼む。お浜は過日の10万円は花山の手切れ金だったと打ち明ける。「もう男とは縁を切れってことですね」と寂しく笑うおつた。

隅田川の河畔を歩く勝代と佐伯。結婚の意志はあるかと問われて、勝代は「芸者屋の娘では肩身が狭い」と寂しい顔を見せる。
男に逃げられて酔った染香は、芸者を嫌う勝代と言い争った挙句、なな子と連れ立って「つたの家」を出た。残された母娘と梨花。家を買い取ったお浜に置屋を続けるように言われ、おつたは張り切って少女に三味線の稽古をつけている。二階では勝代がミシンを踏む。一見、新規まき直しの様子だが、お浜は裏で小料理屋への商売替えを狙って、梨花に店を任せたいと持ち掛けていた。誘いを断った梨花は、郷里へ帰る気持ちを固めていた。

成瀬巳喜男 人と作品
成瀬は1905年、東京四谷、鮫河橋(下谷万年町、芝新網町と並ぶ貧民街)の近くで生まれた。父は刺繍職人。小学校を出ると築地の工手学校(工学院大学の前身)へ進み、1920年(大正9)松竹蒲田撮影所に小道具係として入所した。1922年から助監督に就くが、監督への昇進は遅れ、後輩の小津安二郎や清水宏に追い越され、10年に及ぶ下積みを耐えた。その理由のひとつは、口数が少なく大人しい成瀬を所長の城戸四郎が嫌ったからだと言われる。

監督デビューは1930年。最初はコメディを撮らされたが、1933年の『夜ごとの夢』(主演:栗島すみ子)などで注目を集める。1934年、松竹を見限って新興の映画会社PCL(東宝の前身)へ移籍。千葉早智子主演の『妻よ薔薇のやうに』(1935)を監督して、高い評価を得る。
戦後は不調の時期があったが、1951年に『銀座化粧』(主演:田中絹代)、『めし』(主演:原節子、上原謙)で復活した。1950年代後半から60年代前半は、林芙美子の原作、水木洋子・井出俊郎・田中澄江の脚本を得、高峰秀子という畢生の女優とのコンビで全盛期を迎えた。1955年の『浮雲』(原作:林、脚本:水木、主演:高峰・森雅之)はそのピークをなす作品とされる。1969年没。


『流れる』の世界

2019年8月会報柳橋地図2

①土地の物語
柳橋(神田川が隅田川に合流する付近)は江戸中期からの花街。明治維新後は、新興の新橋と「柳新二橋」と並び称された。薩長の政府要人が通う新橋よりも柳橋の方が格は高く、粋人好みとされたという。戦災に遭うも戦後復興し、1954年には置屋127軒、芸者363人と隆盛を誇ったが、1960年代に衰退。
    2019年8月会報柳橋2019年8月会報柳橋風景1


②生活の物語
原作者の幸田文は、1951年、思うところあって筆を断ち、4カ月間柳橋の置屋で女中奉公し、その体験に基づいて『流れる』を書いた。原作でも映画でも、芸者の舞台である「お座敷」はいっさい登場しない。一貫して描かれるのは裏舞台としての置屋の日常である。ちなみに芸者への支払いは、置屋と料亭の間を取り持つ見番(三業組合)が管理する。お座敷に上がった記録の伝票から支払いがなされ、そこから看板代・諸経費を引いた分が本人の手元に渡る。しかし、不透明な部分があり、言い争いの種になる。芸者は、食事・生活消耗品は持ち込みになっているが、つい置屋の酒に手が出、ソースなどを使ってしまう。映画にもそうしたささやかな金のトラブルが描き込まれている。

③女たちの物語
つた奴を始めとする玄人の女たちの価値観や行動様式を、素人の世界からやってきた梨花が共感と困惑を伴いつつ精緻に観察している。男に期待しながら頼り切らない(未練は残す)“女の意地”を幸田と成瀬は的確につかみ取っている。

④三世代の物語
柳橋の全盛期にどっぷり浸かった旧世代(お浜・つた奴・染香)、旧世代に共感と違和感の両方を持つアプレ(戦後)世代(なな子・勝代・米子)、二世代のすれ違いと衝突を見つめる純粋戦後世代(不二子)。この三世代の“女系拡張家族”が軋みを立てながら生き残りを追求するサバイバルストーリーでもある。

⑤金をめぐる物語
登場人物たちの間で、頻繁に金のやりとり、貸し借りが行われる(必ず金額が明示される)。これは成瀬作品の基本的な特徴であり、女性映画でありながら、感情過多なメロドラマへの傾きを抑止する効果を発揮する。

⑥玄人と素人の物語
素人の梨花の方が、修羅場をくぐってきたはずの玄人よりも勇敢で知略に長けていることが次第に伝わると、玄人たちは彼女をリスペクト(一目置く、信頼)するようになる。戦後社会とは「素人が玄人よりも力を持つ社会」であることが仄めかされている。

⑦七女優たちの物語

栗島すみ子(1902[明治35]~1987)
1921年、松竹蒲田へ入所、ヘンリー小谷監督の『虞美人草』でデビュー、スター女優に。成瀬監督では『夜ごとの夢』に出演。『流れる』は19年ぶりかつ最後の映画出演。(戦前の女優のスーパースター)

杉村春子(1906[明治39]~1997)
築地小劇場から文学座へと舞台俳優の道を貫きつつ(「女の一生」「欲望という名の電車」)、黒澤・小津・成瀬監督をはじめ、戦後映画の名だたる監督作品に名を連ねた。(さまざまな感情表現、声音の使い分け、怪演)

田中絹代(1909[明治42]~1977)
1924年、松竹下加茂撮影所入所、後に蒲田へ。たちまち人気女優となる。戦前の大ヒットは『愛染かつら』。戦後は溝口健二監督『西鶴一代女』など名作の主演を数多く務める。

山田五十鈴(1917[大正6]~2012)
1930年、日活太秦撮影所入所。移籍した第一映画社で溝口監督の『浪華悲歌』『祇園の姉妹』が高評価を得る。戦後は、小津・黒澤・豊田四郎監督らと名作を残した。(立ち姿から、色・艶・品が匂う)

高峰秀子(1924[大正13]~2010)
1929年、松竹蒲田に子役で入所、アイドル的存在に。PCLに移籍し、戦後の大争議まで東宝に所属。新東宝を経てフリーとなり、成瀬・木下恵介両監督の多くの作品に出演。(夜の雨に向かい、後姿で寂しさ・不安を表現する好演技)

中北千枝子(1926[昭和2]~2005)
1944年、東宝入社。黒澤監督の『素晴らしき日曜日』に出演。『めし』『浮雲』『流れる』など成瀬作品では欠かせぬ存在だった。その後も名脇役として活躍した。(浴衣でだらしなく横になっている、それだけで米子の全てを感じさせる)

岡田茉莉子(1933[昭和8]~)
1951年、叔父の山本紫朗の勧めで東宝演技研究所入所。成瀬監督の『舞姫』でデビュー。松竹と専属契約を結び、小津監督『秋日和』出演。『秋津温泉』の吉田喜重監督と結婚。(性格・振舞い・軽やかな洋装、アプレ世代を体現)。
                                                  (文責:池田茂雄)

2019年8月会報菊地先生風景2



◎会員の声

『登らぬ馬鹿、二度登る馬鹿』
                          小笠原 正文(まさのり)

2019年8月会報富士宮市2

夏山のシーズンになり、最近はちょっと名の知れた山には多くの登山者が訪れますが、富士山はその筆頭格でしょう。小生は富士山の登山口の富士宮市で生まれ育ちましたから、頂上まで延々と続く行列を報道で見ると、頂上の一番高い剣が峰には、混雑で辿り着けないでしょうし、大勢の人に踏みつけられる富士山が可哀相な気がします。

子供の頃、地元で(富士山に)「登らぬ馬鹿、二度登る馬鹿」という言葉を、聞かされました。理由はわかりませんが、霊山としての富士山への畏敬の念、市内の各所でとうとうと湧き出る富士山の清冽な雪解け水の有難さ、そして登るより眺めるのに相応しい、美しい姿からではないかと、勝手に想像しています。
                     2019年8月会報富士山ご来光

ですから小生も富士山への挑戦は、60年以上も前の高校生時代の1回だけです。土曜日の午後、授業が終わってからクラスメート数名と、運動靴にハイキング程度の身支度で出掛けました。乗合(路線)バスで1合目か2合目まで行き、そこから長い裾野を歩き、今ほど整備されていない登山道を登りました。8合目の山室で仮泊した後、頂上で見たご来光はやはり感動的でした。

かつて富士講の行者が身を清め、白装束に金剛杖を手に経を唱えながら登山された歴史を考えると、5合目まで車で簡単に登れる昨今の便利さにはやはり違和感を感じます。富士山の山頂から見る景色の素晴らしさは登山者の憧れですが、富士山が世界遺産に登録された理由は「信仰の対象と芸術文化の源泉」であることを時には思い起こしたいものです。



2019年8月会報原稿22019年8月会報原稿模様1


<特集に原稿をお寄せください> 


「わたしの好きな町・思い出の土地」
「わたしが感動した映画」
「わたしの好きな思い出の一曲」
上記のテーマから一つを選んでご投稿ください。
投稿文は題名と名前を除いて文字数400字(原稿用紙1枚)でお願いします。
投稿文は会報10月号~12月号に掲載します。
●原稿は、このページ下に記載の連絡先まで郵送・メール・ファックスでお送りください。
締切日は9月末日ですが、なるべく早めにお送りください。
●詳しくは会報7月号をお読みください。




会報は例年通り 
9月は休刊させていただきます




(編集後記)
東経大キャンパスでの学習会はすべて終了し、年内の催しは野外学習会を残すのみとなりました。野外学習会の申込日は8月20日です。カレンダーに記して、お忘れになりませんように。会報は9月はお休みをいただきますが、特集への投稿は引き続き受け付けています。6月から7月にかけて1か月も続いた梅雨空に、青空が恋しいと嘆いた方も多かったことでしょう。7月下旬に至って一気に真夏の陽射しに変わりました。寝苦しい夜が続きます。どうかお体を大切に。(編集長:大崎尚子)

                                                                                         
                                                                                                 








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