1月号

                                  1月会報
      
      
       
                                                                                                              
                                                                                                            
        
 1月号会報       
         
1月会報堺学長
       
◎東京経済大学 堺 憲一学長の新年ご挨拶               

     
欅友会の皆さん、明けましておめでとうございます。

先日、ある本を読んでいたら、「ケヤキというのは、夏場は大きく広がった枝葉で木陰を作ってくれ、冬場は落葉するため太陽の日差しを遮ることなく届けてくれる」といった文章に出会いました。皆さんの学習会の会場になっている国分寺キャンパスには、15本近いケヤキの大木があります。まさに「ケヤキのキャンパス」なのです。その意味でも、東京経済大学は、「ケヤキの友の会」である「欅友会」とは大きな絆で結ばれているのかもしれませんね。

私ごとで恐縮ですが、テニスは、私の趣味の一つです。先日、同年輩の何人かで、テニスをしたとき、
大笑いしたことがございます。すばらしいショットに「カレイなショット」ですねと声をかけました。
ところが、相手の方はちょっと顔をしかめられたのです。あとで伺いましたところ、私は、「すばらしい」という意味で「華麗なショット」と言ったのに対して、知人のほうは「年を加える」という意味で、「加齢なテニス」と受け取られたようでした。

たしかに、「華麗」と「加齢」は全くの別物です。ところが、よく考えてみますと、両者には、共通点もあるのではないでしょうか。それは、「円熟」ということですね。技術に磨きをかけることが「円熟」という名の華麗さを生むわけですが、それを理解できるには、人生経験の積み重ねが必要になります。
では、円熟はどのようにして生まれ、維持されるのかと申しますと、「やはりその日その瞬間を精一杯生きる」ことからではないかと思っております。

欅友会での学びが、みなさん一人ひとりにとって、知的な好奇心を掻き立て、円熟に磨きをかける手
立てになることを祈念して、私の新年のあいさつとさせていただきます。
学習会や市民大学、さらには大倉記念学芸振興会などを通して、本学が皆さんにとっての良き「学びの場」であり続けますことを願ってやみません。

堺 憲一学長のブログ:「進一層」だより:http://www.tku.ac.jp/presidentblog/


1月会報増田会長

◎欅友会 増田保武会長の新年挨拶 


会員の皆様、新年おめでとうございます。

昨年は戦後70年を迎え、安全保障関連法案の成立など今後の日本を左右する大変重要な年となり、また経済は年央より中国経済の落ち込みが本格化し、先行きに不透明感の増す1年となりました。今年は政治・経済ともに少し落ち着きを取り戻し、明るい1年となることを祈っています。

また、会員の皆様には「私の戦後70年」の特別寄稿をお願いしたところ多数の
ご寄稿を頂き、皆様の貴重な人生経験を共有することが出来ましたことに厚く御礼を申し上げます。

欅友会は今年で34年目を迎え、会員数も380名を超える地域と大学を結ぶ素晴らしい生涯学習会に発展しております。学習意欲に満ち満ちた会員の皆様方の日頃のご協力に、深く感謝を申し上げると共に、全面的なご協力を頂いている東京経済大学そして市報掲載などでご協力を頂いている国分寺市に改めて心より御礼を申し上げます。

今年も既にお知らせしている通り、1月から7月までの計10回、時流のテーマを含む魅力ある学習会を設定させて頂いておりますので、多くの会員の皆様のご参加をお待ちしております。役員一同、今年も会の発展の為に尽力いたしますので、ご支援ご協力のほどよろしくお願い致します。
2016年会員の皆さまのご健勝、ご多幸をお祈りいたします。


◎2016年1月学習会のお知らせ 


日 時:1月23日(土)13:30~15:30                             
場 所:東京経済大学 5号館E102教室  
テーマ:「激変する世界経済環境と日本経済の展望」 
講 師:井上 裕行 先生(東京経済大学 経済学部教授) 
        
(講師のプロフィール)

東京大学法学部卒業。米国コーネル大学大学院留学(1985-87年)。経済学修士、経済学博士。
経済企画庁、OECD、日本経済研究センター、内閣府、経済産業省、総合研究開発機構等を経て2012年東京経済大学教授に就任、現在に至る。
研究分野はマクロ経済政策、構造政策、日本経済論、キーワードは金融危機後の経済政策、日本経済の長期的な構造変化。
内閣府の経済財政白書執筆担当参事官として平成18年、19年には財政経済白書を統括する。著書:『リーディングス格差を考える』(日本経済新聞2008、 伊藤元重編)、『規制緩和の経済学』(東洋経済新報社1994)他。論文:「経済政策の有効性を考える―アベノミクスの政策評価―」(『東京経大学会誌―経済学』285巻 2015年2月)ほか。


≪学習会出席者の皆さまへお願い≫ 

名札…学習会受付で皆様のお名前を正しく聞き取れず、何度も聞き返してご迷惑をおかけすること
があります。受付時に名札を提示していただくと間違いが少ないと思います。
新会員の方には1月学習会の受付でお渡しいたします。

時間厳守…学習会に遅刻されますと、講師や他の受講者に迷惑をかけることになります。講義開始
の10分前には着席してお待ちくださるようお願いいたします。

室温調整…教室内の温度は大学当局により基本設定されています。学習会当日は欅友会の担当者が
気を配っていますが、場所によって室温に差があることや、各人の体感温度の違いのために全員に
ご満足いただくのが難しいことがあります。各自羽織るものなどをご用意いただくと便利です。

図書館利用…欅友会会員は東京経済大学の図書館を利用できる恩典があります。
会員入会事務が完了した3月上旬には図書館に会員入会情報を提出できる予定です。
利用カード発行はその後になります。
図書館利用カードは年度毎の更新制のため、4月には更新手続きをしていただくことになります。
お含みおきください。


◎会費納付のお願い     最終締切日は1月末日


欅友会に入会希望される方については随時入会を受け付けていましたが、会員数の増加によりご要望に対応することが困難になりました。そのため本年より会費納付期限を事務上1月末日に変更させていただいております。
2月以降の継続申し込みはいただきません。
学習会参加の場合は非会員として参加1回ごとに500円の受講料を申し受けさせていただきます。

皆様には事情をご理解のうえ、お払い込みがまだの方は1月31日(日)までのお手続きをお願いいたします。

払込取扱票を紛失された方は郵便局の払込票年会費2,000円を下記口座にお払い込みください。

●口座記号…00180-0  ●口座番号…740666  ●加入者名…欅友会
※通信欄に
①「継続」あるいは「新規」の別、
②「年齢」(例…60代)
③会報のメール配信にご賛同いただける方は、メールアドレスをお書き添え下さい。



◎2015年 年頭予測問題の結果                       

               
昨年の会報第279号に掲載した「2015年年頭予測問題」には98名(男性80名、女性18名)の方からご応募を頂きました。
正解は下の欄をごらんください。

最高点は13問正解6名、12問正解者が7名、11問正解者が11名、10問正解者が23名でした。 
最高点の6名の中から、12月26日役員会で厳正な抽選の結果、下記の通り順位を決めさせていた
だきました。おめでとうございます。

「 第一位:佐藤信郎様   第二位:末岡伊穂子様   第三位:川村僖壹様」

入賞されました方には1月23日の学習会でそれぞれに図書カード(1位5千円、2位3千円、
3位2千円)を贈呈します。


≪2015年 年頭予測問題正解≫

1月会報2015年クイズ正解



 ◎2016年 年頭予測問題                                     
  今年の年頭予測は下表の通りです。応募締切日は1月31日(日)です。                       1月会報2016年年頭クイズ
      
               
解答用紙

●会報を郵便・手配りでお受け取りの方には会報に同封しております。解答用紙の解答欄の「はい」又は「いいえ」の何れかを○で囲んで記名してください。
●会報をEメールでお受け取りの方には会報に解答用紙を添付文書として配信いたします。「はい」又は「いいえ」の何れかを消して記名してください。 

応募方法

締切日1月31日までに下記の方法のいずれかでご提出下さい。
①1月23日(土)の学習会で受付に提出 ②役員へ手渡し 
③解答用紙を添付してEメールで送信 ④郵送

 
結果発表

解答と成績は来年1月の会報で発表し、1位5千円、2位3千円、3位2千円の図書カードを贈呈いたします。(同点の場合は役員による抽選で順位を決定します)。                                   
お名前を書き忘れられますと高得点でも図書カードを贈呈できなくなりますので、氏名欄に記入漏れの
無いよう提出の前に見直しをお願いします。
今年は女性会員の方からのご応募が増えることを期待しております。


新 春 俳 句

1月会報新春俳句挿画
                                                 (挿絵:小田切豊雄会員) 


「寒空をちちちちと鳴く冬の鳥 」             
「ごろごろと鳴く猫ありて膝の上」             有賀 惠美子                

「月冴えて熱き命の生まれ出ず」               
「突き刺さる澄みし青空冬の枝」               池田 茂雄

「陽だまりで猫をいだきてうたた寝か」            
「獅子舞の音につられて外に出る」              内山 晴信                   
              
「霊峰に祈る平穏初日の出」               
「桜舞う心新たに我歩む」                 小田切 豊雄        

「ピアノ弾く手に十薬の匂ひけり」              
「遠足の子等に褒められ写生会」               加藤 武夫
                       
「麦活ける七十年の時めぐり」               
「雨戸開け富士の頂初化粧」                 合田 道代         

「新米は嬉し懐かし母の味」                 
「豊の秋黒雲出でて富士見えず」               中村 俊雄 
 
「吹く風に瑠璃じゅうたんの犬ふぐり」            
「陽に冴へて雪積む桜花万燈」                日隈 京子

「はらはらと舞う葉にも命あり」                                          
「秋深く名画と重ね深き思い出」              八代 はるよ

「武蔵野を歩けば聞こゆ萩の声」                                          
「花愛でつ酒酌み交はす屋形船」                山田 敏       

「蜂羽音頭上の木々の花を識る」                                       
「陽を浴びて菊と蜜柑の色競い」               渡辺 義廣


           
◎会員の声 
 

大倉喜八郎・ライト・ジョンソン
                                   岡安 隆


 2012年3月に村上教授の退任記念講演を聴講しました。演題は「大倉喜八郎と現代日本」。大倉喜八郎(1837年~1928年)は帝国ホテルの社長で、新館をフランク・ロイド・ライト(1867年~1959年)に設計を依頼したとのお話がありました。
私の勤めていたジョンソン社はアメリカに本社があり本社ビルと研究所タワーはライトが設計しました。ライトは自然と調和したプレイリー・スタイル(日本の数寄屋建築に近い建物)という建築様式を創造した建築家ときいておりました。
 大倉喜八郎とライトとのかかわり、ジョンソンとライトとのかかわりに、興味を持っておりましたので、調べてみました。ライトは「この建物(帝国ホテル)は周囲の環境、つまり目の前の公園(皇居)の向こうに見えるお堀と調和すること、そこには尊敬すべき伝統というものが存在しており、できる限り伝統に沿った建物を建築するのが私の名誉であり、義務であると感じた。」と述べている。
1月会報会員の声1
1月会報会員の声2

 新館は耐震性に重きを置いた建築であり、西洋式の建築の良さに東洋的な美を取り入れた。外装に大谷石を使った。栃木県下の採石場から形、色などを指定したものを彫って送らせた。それを吟味して気に入らなければ送り返し、再度作らせた。工期は延び、工事費は予算オーバーの連続であったが大倉はライトを信頼してまかせた。自身は増資に借り入れにと奔走した。開業披露パーティは9月1日。準備万端ととのって招待客を迎えるばかりになっていたところ、午前11時58分に地震が発生。(関東大震災)。帝国ホテルはガラス1枚割れなかった。周辺の建物で被害を免れたのは数えるほどであった。→城山三郎「野性のひとびと」から引用。
 初代のジョンソンは、寄木細工を販売していた材木商であったが、床材、家具、調度品の材質のつやを出すワックスを製造販売して業績を伸ばした。

 3代目のH・Fジョンソンが1936年に工場と事務所が手狭になったので、事務所を帝国ホテルの新館を設計したフランク・ロイド・ライトに依頼した。ライトは工場街に作るのではなく、緑の多い郊外にと提案をした。「敷地、建物、インテリア、家具、植栽などの様々な要素が一体となってこそ快適な空間を創造できると考えて設計をした。工事費は当時のジョンソンにとっては多大な負担となった。反対する重役を説得し1939年に完成した。環境と調和した快適なオフィスはそこで働く人々にとってどれだけ重要かを実証して見せた。特にグレート・ワーク・ルームは大きな屋根の下に社員全員が集まることで日本の家族のような機能を果たし、会社で働く全員が仲間としての意識を持つことに大きく貢献し、会社を活性化させた。研究所タワーは1950年に完成。ジョンソン社のシンボルとなった。大倉もジョンソンも、「信用したら、まかせた」ところは共通しております。大倉91才、ライト92才二人とも天寿を全うした。

 2代目H・Fジョンソン・シニアが1927年(昭和2年)のクリスマス・イブに「利益分配金の支給日」に社員に向けてのスピーチ「ユーザー(消費者)、サプライヤー、社会、そして社員から信頼され、支持されているから現在のジョンソン社が存在している」。最後に「企業を存続させるものは人々の信頼と支持でありその他は影に過ぎない」でクロージング。このスピーチが次世代の経営者に受継がれている。私は日本ジョンソンで永年、販売部門で、製品を使ったお客様が満足していただけたか、お客様のニーズにあっていたか、使い勝手はよかったのかと自問自答しながら働いてきました。大倉は「責任を果たし信用を得ること、そのことが相手から信頼を勝ち取ることになる」と学生に話している。「大倉もジョンソンも、信頼されることが大切であるといっている」。村上先生の講演を聴講して現役の頃を思い出し、頭も、体もリフレッシュされました。
1月会報会員の声3

 (R&Dタワー 地球儀の奥が事務棟)

                    1月会報会員の声4
                               (デスクとチェア)

 昨年皇居、乾通りが4月と12月に一般開放され、4月の桜、12月は紅葉,松、銀杏と四季折々の風景の一端を見ました。つくられた自然ではなく、自然そのままでもなく、多少手を加えられている。見物客でごった返して、ゆっくりと観ることはできませんでした。家康没後400年の今、帝国ホテルの正面から見た公園の向こうのお堀の風景以外はライトがみた風景とは全く違う。しかしお堀は扇の要の位置にあり、存在感がありました。

 欅友会は、2012年3月にゼミの神尾先輩から、勧められて入会しました。長谷川先生の映画鑑賞「大丈夫」、「炎のランナー」、宮本英世氏の「クラッシク音楽を楽しもう」はお堅い講義の中で一服の清涼剤であった。毎回の講義で脳が活性化されております。
(写真は1991年1月にセゾン美術館で開催された「フランク・ロイド回顧展」のパンフレットから。) 



◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆

会員申込状況:1月8日までに383名の方が入会手続きを済まされました。
内訳:継続会員319名(男性/236名、女性/83名)/ 新会員62名(男性/48名、女性/16名)
なお、昨年度の会員数は374名でした。
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投稿のお願い:会報は会員相互の数少ないふれあいの場です。日々の暮らしのなかで皆様が考えられたこと、感じられたことなどを「会員の声」へご投稿ください。テーマ、形式などは自由ですが、原稿用紙5枚以内(文字数は2000字以内)でお願いします。入会されたばかりの方も大歓迎です。
原稿は手渡しのほか、4ページの年頭予測問題解答の送付・送信先(大崎宛)までお送りください。                           
                                (編集担当者:大崎尚子)


◎2016年(平成28年)学習会スケジュール

1月会報2016年学習会スケデュール

                                    
  ★スケジュールは事情により変更、中止する場合があります。予めご了承ください。

● 学習場所 東京経済大学の教室  4月以降の教室は決定次第お知らせします。                              
● 各学習日とも土曜日 13:30~15:30
● 下記の学習会は映画上映のため終了時間が1時間遅くなります。
      ★ 7月23日  13:30~16:30 
                       
 
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